果てしなき流れの果てに

自由に書き自由に消す

鏡に映して変わってゆく身を綴る

「誰にも見せない創作」のひとつとして日記を薦めたい。書いてる瞬間から救われるし読み返しても面白い。他人と向き合うためにはまず、日記書きくらいの自分との深い付き合いは必要。自分との付き合いは面倒です。深く生々しくて面倒すぎるときはさっさと寝…

150万人のユダヤ人の子どもたちのことは誰も覚えていてくれない

『エヴァの震える朝』という本を先日、手にした。表紙の中で静かに微笑む少女の写真に魅了されたからだ。この本には15歳の少女が生き抜いたアウシュヴィッツという傍題がつけられている。 この手記を書いたエヴァ・シュロスはアンネ・フランクの義姉というこ…

嗚呼!戦前の少女小説

久しぶりに少女小説が読みたくなり本屋へ足を運び、川端康成の『親友』を手に取った。 (街の小さな本屋に置いてあるとは思いもしなかった。こういう予想外が起こるから本屋はいい。) 発表は1954年ということだが、パラパラめくったところ恐ろしいまでに文…

上手くいかない

「当店スタッフおすすめ」のコーナーに、私好みのキャッチコピー付きの手作り帯をした本があり、買うべき運命であると判断した。 自動レジがあるにも拘らず、通常のレジを選んだ。少しでも混むと、「よろしければこちら自動レジお使い頂けますよ」と誘導され…

たまにはいい

天声人語での紹介にも惹かれていたし、流行り物を一般教養として食わず嫌いにならず読んでみようかと思い、買って読んでみた。 確かに勉強にはなったけど、好みではなかった。痛々しい。目を背けたくなるたぐい。好みかどうかが唯一の指標ではないけれども。…

みんなわかってはいる

似てるって言っちゃいましたけど、考えてみるとあまり似てないですね、申し訳なかったです。 と言うかどうかずっと悩んでいる。必要か不要か… 不要か必要か……みんな薄々わかってはいるだろうけど、こちらからはっきり言ったほうがみんな安心できることもあれ…

オーダーメイド

自分の言葉で話したところで、それがどれだけ、そしてどのように伝わるのかわからないということがわかってから、目の前の相手に応じて、何を、どう話すか、少しは考えるようになった。オーダーメイドだ、と毎回心の中で思う。あの頃は、考えていることと感…